ここ最近、頻繁にハエが家に入って来て困っている。虫取り網で捕ることにした。ハエだって、みんな みんな 生きているんだ 友達なんだ。と窓を開けハエ自ら自然に部屋から出ていくのを待つ。
そんな風にハエとの関係を築いてきた私が変わったのは、長女を出産してからだった。
10年前のあの日、生まれたばかりの長女を、産院の看護婦さんの指導を受けながらベビーシートに入れて夫と3人で駐車場に向かった。
初めて長女と一緒に出た外の世界に、解放感を感じると同時に緊張した。
そしておそるおそるも長女の入ったベビーシートを車の後部座席に設置することに成功した。
「良かった・・・」と安堵感を感じたその時にやって来たのがハエだ。
ブーンと車内に入ってきたハエに瞬時「私の赤ちゃんに触るな!」という怒りが沸き起こると同時、私は空中のハエを素手でムンズと捕らえていた。夫がビビっていた。
そんな母たる野生が目覚めてから早10年。当時抱いた強い嫌悪感は次第に弱まりつつも、早く外にでるように追い払っているのだが、今年はやけにハエが多いように思うのは気のせいか。
窓を開けて、窓のある方向に追い払っても、ブーンと窓と反対方向に飛んでいく。
そんなことを繰り返すとイライラ度は上昇、そうしているうちに追い出すつもりで開けた窓からハエが入ってくるからもうたまらない。
イライラ度マックスにガレージに行き虫取り網を掴んだ。
これで捕まえてやるぜ!待ってろベイベー!!と鼻息荒くハエを探した。
ハエがいなくなっていた。
怖気づいたか!としばらくするとブーンと羽音を立てて奴がやってきた。
いざいざ!と虫取り網を持って追いかけていると「私もやる~!」と娘達がやってきた。網を渡し奮闘することしばし、次女が捕まえた。
でかした!と壁に押し付けた網の中にいるハエを網の上からふんわり掴んで窓に持って行き外に出した。
「次は私が捕まえる!」とふくれる長女に、初めて素手でハエを捕まえたあの日を思い出した。
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